羊群は地獄に堕ちる

羊群は地獄に堕ちる

 

某宗教団体が選挙の為に活動している様子を描いているが、とても活動という綺麗なイメージはない。

その宗教団体は誰でも知っていると思うが、作者は一時期信者だったそうです。

宗教団体に身を寄せる人間は迷える人が多い印象だが、作者の若い頃も迷える人だったと簡単に推測できる。

実は作者のことは昔から知っていましたが、とても宗教とは結びつきませんでした。

 

しかし読後は、かなりのめり込んでいたことが分かります。

実は作者の小説を読むのは2冊目だと思うが、エンターテインメント性と人間を描く描写力は素晴らしいの一言です。

今は車椅子生活をしているが、今の生き様の方が作者は輝いていると思うのは私だけでしょうか。

 

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