実はこの小説の良さが分かりません。
それでも先の展開が気になったのは、テンポのよい文章の力なのか?
正確にはテンポのよい文章だけではなく、空気感を巧みに描く文章力に読者を先に誘う秘密があったのでは?
たぶん後者が正解だと思います。
この作品は世界各国で読まれている作品ですが、世界の人を魅了したのも巧みに描く空気感があったからだろう。
仕事人間は「何のために働いているのだろうか?」と思うことがありますが、この小説は一つの回答を提示しています。
普通であることが実は社会との接点になっていると著者は暗に訴えているが、素直に同意したい。
この記事は感想文としては失格かもしれませんが、妙に心に残る小説であるのは確かです。