漫画貧乏

漫画貧乏

 

「ブラックジャックによろしく」で有名な佐藤秀峰さんは売れっ子漫画家のイメージがあったけど、実は赤字続きだったそうです。

赤字になった理由には原稿料の安さがあったみたいだけど、漫画家はアシスタントを雇わなければいけないので、自分の食い扶持もままならなかったらしい。

アシスタントを雇うだけではなく、アシスタントの食費の世話もしていたみたい。

 

このまま続けたら赤字の垂れ流しになるので佐藤さんは出版社と交渉したけど、出版社も譲れないので大きな進展はなかった。

漫画家の早死には有名だけど、過酷な労働時間が関係していると思う。

原稿料は安いのに労働時間だけは長い。

本当に気の毒だけど、多くの漫画家は同じような境遇と聞きます。(一部の超売れっ子は除く)

 

佐藤さんは活路を見いだす為に電子本の出版業に踏み込むが、電子本の出版業は想像以上に経費がかかるため、最終的には頓挫する

Kindle本を出版するのには経費はかからないけど、出版業になるとサーバー代や開発費用がかかるので、継続することが出来なかったそうです。

 

日本の漫画は世界で一番面白いと思っているけど、現場の漫画家は本当に大変です。

何とか日本の漫画家を育てるための制度があればいいが、今のところは有効な方法はないみたい。

漫画好きの自分は本当に悲しいです。 

 

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