著者の若林さんはテレビではよく見るけど、彼の漫才はあまり聞いたことがありません。
どちらかと言えば相方(春日俊彰)の方に関心があり、若林さんにはあまり関心がありませんでした。
関心がなかった若林さんですが、一目見た時から考えすぎ人間であることは見抜いていました。
私自身が考えすぎ人間なので、嗅覚で分かったのかもしれません。
世の中には考えすぎ人間が多いですが、考えの先がネガティブな結論に達する人は少なくはありません。
若林さんの考えの先にはポジティブ思考というか、一種の悟りのようなものを感じます。
その悟りは理屈抜きに読者を納得させます。
エッセイ本ですが、何かを学べるかもしれません。
深みのあるエッセイ本です。