非常に身に染みる本でした。
身に染みたのは私も作者と同じように内向的で、争いを好まないからです。
このような人は他の人から利用されることが多いですが、自分も何度も利用されてきました。
作者は鬼のような女から利用されますが、その様子は痛々しかったです。
少し構えて執筆しているきらいはありますが、内向型人間で争いを好まない人はきっと共感できると思います。
結構文章量が多い本でしたが、途中でだれることはありませんでした。
だれることがなかったのはストーリーの展開が面白かったからですが、これだけの作品が書けるのは作者に筆力がある証拠ですね。
今後も作家活動を続けるそうですが、是非とも新作を読んでみたいです。