溝鼠

溝鼠

ハードボイルド作品は暴力シーンが多いのであまり読んでいませんでしたが、こちらの作品はところどころ笑えるところがあったので自分好みでした。

登場人物は強烈なキャラの持ち主が多いですが、登場人物に家族が多いのは作品に深みを与えていました。

家族ならではの感情というのはありますが、作品でも巧みに描いていましたね。

ハードボイルド作品のせいか家族間の感情模写は控えめでしたが、それでも十分に感情は伝わってきました。

 

読んでいるうちに著者はサービス精神が旺盛だと思うようになりましたが、本当だそうです。

著者は街金勤務の経験があるそうですが、経験者ならではの表現もありました。

こんなハードボイルド作品だったら、素直に楽しめますね。

 

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